欧米圏ではおおよその肥満度を調べるときに、ウエストとヒップの比率を計ります。
ウエストをヒップで割った数値を「WHR」と呼び、WHRが女性で80%、男性で90%を超えると、「肥満予備軍」とされています。
ただ、欧米人は日本人に比べてヒップが大きいので、日本人では女性で90%、男性で95%を超えたら要注意です。
そのWHRは体脂肪率とある程度の比例関係にあり、例えば、女性の場合はWHRが80~90%ですと、体脂肪率は30~37%となり、肥満度は軽度肥満と計算できます。
| 女性 男性 | |
| ウエスト | cm |
| ヒップ | cm |
| WHR | % |
|---|---|
| 体脂肪率 | ~ % |
| 肥満度 |
ちなみに筋トレをすると「脂肪が筋肉に変わって、体脂肪率が下がる」と言われることもありますが、これは誤解です。筋肉と脂肪は成分が異なるために、変化することはありません。
筋肉量が増えると基礎代謝量も増えて、脂肪が付きにくくなり体脂肪が燃焼されるために、筋肉と脂肪が入れ替わったように感じます。
先ほどのウエストとヒップの比率よりも、キャリパー法を使うとさらに正確に測れます。
キャリパーとは「ピンチ・キャリパー」の略で、挟んで長さを測る器具です。一般家庭には置いていないので、指で皮下脂肪を摘んで定規で計測しても構いません。
皮下脂肪は二の腕の裏側である「上腕背部」と肩甲骨の下側である「肩甲骨下部」の合算値です。一緒に身長と体重を入力することで1%以下まで計算できます。
| 女性 男性 | |
| 身長 | cm |
| 体重 | kg |
| 上腕背部 | mm (二の腕の裏側を摘む) |
| 肩甲骨下部 | mm (肩甲骨の下側を摘む) |
| 体表面積 | cm² |
|---|---|
| 身体密度 | D |
| 体脂肪率 | % |
| 肥満度 |
体表面積は世界で最も汎用されている「DuBois式」で計算しています。身長と体重に定数を累乗して、71.84をかけると、体全体の表面積がわかります。
体表面積と皮脂厚をかけて、体脂肪の体積を求めます。体重で割ることで、1kgあたりの概算の身体密度を求め、定数をかけて近似値に調整します。
身体密度が薄ければ、油分が広がる脂肪の割合が多く、身体密度が濃ければ、ギュッと詰まった筋肉の割合が多いと判断できます。4.570などの定数は調査結果などから算出した定数です。
今回は上腕背部と肩甲骨下部の2点法で計測しました。これに腹部を加えた3点法、さらに5点法や6点法などもあります。
計測箇所が増えるほど正確性は増しますが、逆につまむ個所が増えるほど、誤差が広がることもあるため、2点法をおすすめしています。